産業保健師の役割とは? 仕事内容と特徴を徹底解説!

目次

産業保健師の役割とは?
仕事内容と特徴を徹底解説!

 

従業員の心身の健康面を保つために、
産業保健師や産業医を置いている企業も多くなってきています。

 

令和4年に厚生労働省から公表された
「産業保険の現状と課題に関する 」によると、
精神障害の労災認定状況が増加の一途を辿っていることがわかります。

 

企業が従業員の日々の健康を管理することは、
重要になってきています。

 

しかし、医学的に労働者のサポートをする産業医だけでは、
導入のハードルが高いと感じてしまう企業も多いです。

 

また、常駐ではないため、相談に時間がかかるなど
従業員の健康管理には限界があります。

 

産業医に代わり産業保健師は、
企業で従業員の健康管理を行うのが目的であり、
日々の精神面などをサポートしてもらえます。

 

この記事では、産業保健師の必要性やスキルなどを紹介します。
産業保健師を設置すべきかどうか悩んでいる方は是非参考にして下さい。

 

産業保健師の特徴や役割とは

 

産業保健師の具体的な役割を知らない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、産業保健師の仕事内容、役割とその必要性を紹介します。

 

産業保健師の特徴

 

産業保健師とは、企業に勤める保健師です。
主に従業員の心身の健康面を支えることが仕事です。

 

それ以外にも企業内のスペースで
体調不良精神的な不安を訴えてきた人のケアを行うなど、
従業員の健康を産業医よりも身近でサポートします。

 

また保健師側の視点では、
老人ホームや介護施設とは異なり夜勤が発生しない面や
勤務時間が決められているなどのメリットがあります。

 

産業保健師の仕事内容

 

産業保健師は従業員の健康を守ることが仕事ですが、
具体的な内容は様々です。主な仕事内容を4つ紹介します。

 

健康診断後のアドバイス

 

多くの企業では、健康診断は健康診断を実施している
近くのクリニック に委託してやってもらうことが多いと思います。
健康診断の結果を確認して今後の対策や検討を行うのは、
産業保健師の仕事になります。

生活習慣を中心とした改善案
対象の従業員にアドバイスしていくことになります。

 

ストレスチェック後のフォロー

 

労働者が50人以上いる会社では、
年1回のストレスチェックが義務付けられています。

 

ストレスチェックの結果に応じて、
高ストレス者は産業医との面談が必要です。

 

残りの高ストレス状態には至らないが、
高い傾向である従業員に対してはストレス軽減策のフォローを行っていくことになります。

 

従業員からの健康相談

 

従業員からの相談も産業保健師の仕事になります。
従業員から困っている健康問題についてヒアリングし、
適切なアドバイスを行っていきます。

 

従業員・管理職への健康教育

 

従業員の健康は、日頃からの意識づけが大切です。
定期的に健康に関するセミナーを開くことで、
健康を守ることの意識づけを行います。

 

産業保健師の役割

 

産業保健師の役割として重要なポイントは
「産業医と従業員をつなぐ架け橋となること」と「健康不調の予防」です。

 

産業医は企業に常駐していないことも多く、
また常駐している場合にも面談予約が多くなるケースがあります。
そのため気軽に相談できないことが多いです。

 

しかし常駐している産業保健師がいる場合には、
日頃の生活習慣を含めて気軽に相談することができます。

 

従業員から状況を聞いた結果、
産業医と面談するべきと感じた場合には、
率直に従業員にアドバイスして産業医と従業員をつなぐこともできるでしょう。

 

また、健康不調の予防も重要な役割です。
従業員が長期間休まず、一定のパフォーマンスで仕事を継続してもらうことが
企業としては最も生産性が高くなります。
そのため、産業保健師は健康的な生活を送ることの重要性を周知したり、
健康診断やストレスチェックの結果をもとに従業員をフォローすることで、
従業員の健康を守る役割を果たします。

 

産業保健師の資格

 

産業保健師になるためには
「看護師国家試験」と「保健師国家試験」の
両方の試験に合格しなければなりません。

 

看護師資格は大学・専門学校・短大のいずれかで
専門のカリキュラムを受けないと受験することができません。

 

また、保健師資格においても
大学または保健師養成学校で指定のカリキュラムを受けないと受験できません。

 

そのため、無資格者が産業保健師になることはできないので
知識やスキル不足などの懸念が少ないと言えます。

 

産業保健師を設置する際のポイント

 

どのようなスキルを持った産業保健師を
採用すれば良いのでしょうか。

ここでは産業保健師を採用する際に、
着目するべきスキルとその必要性について3点紹介します。

 

対人能力に優れている

 

産業保健師にとって対人能力というのは、必要不可欠なスキルです。
この対人能力には大きく2つのポイントがあります。

 

1つ目は人からの問いに適切に回答ができるビジネススキルです。
会社の組織構造やビジネスモデルを理解できれば、
人事部とのスムーズなコミュニケーションが図れます。
ビジネススキルがなければ、
産業医や人事部とのコミュニケーションや従業員からの相談に適切に回答できません。

 

2つ目は相手の体調や状況を把握して、
寄り添った会話ができる対人能力です。

高ストレスで相談に来た従業員との会話では、
もしかしたらうつ病など精神病に近い状態かもしれません。
そのような従業員に対しては相手の気持ちを汲み取り、
丁寧に会話をしなければなりません。
そのため、相手のストレス度合いや性質を理解したコミュニケーションが求められます。

 

これら2つのポイントを満たした産業保健師を採用するようにしましょう。

 

事務処理ができる

 

産業保健師はただ対面で従業員と話をしたり、
ケガをした人や体調不良者へ適切な対応をしたりするだけで終わりではありません。

 

ストレスチェックの結果や健康診断の結果を整理したり、
面談の結果を専門のシステムに打ち込む必要があります。

 

また、健康維持の啓蒙活動としてセミナーや教育資料の作成を
しなければならないケースもあります。
そのため基本的なPC操作として、Excel、PowerPoint、Wordといった
Office製品を使えることは必須です。

 

しかし産業保健師の中には、
現場対応は得意だが資料整理などは苦手という方も多くいるので、
採用する前に必ず事務処理のスキルを確認しましょう。

 

 

企業での実務経験

 

初めて産業保健師を導入する企業にとっては、
実務経験は重要なポイントと言えるでしょう。

 

産業保健師になるには2つの資格が必要ですが、
どちらも合格率は90%前後であり、
専門の大学または専門学校で勉強している人であれば取れる資格です。

そのため、看護師や老人ホームなどでの保健師から産業保健師を目指す方も多いです。

 

ある程度の実務経験を積んでいることで、
対応できる幅も広がり採用後、業務にスムーズに着手してもらえます。

 

しかし、企業における保健師の活動には
企業や会社員への理解が必要不可欠になります。

 

年々、企業に務めている保健師数は増えているため、
新しく産業保健師として勤め始める人をフォローしていく姿勢も大事です。

しかし初めて産業保健師を導入する企業は、
十分な経験を積んだ産業保健師を採用することをおすすめします。

 

産業保健師の紹介サービスの活用

 

初めて産業保健師を導入しようと考えている企業にとっては、
どのように採用すればよいのかわからないことも多いと思います。

 

また従業員と面談してくれる人材を探しているのか、
セミナーや社員教育などで健康推進の啓蒙活動をしてくれる人材を探しているのか、
企業によって求めている人材は様々です。

 

その中でおすすめするのが産業保健師の紹介サービスの活用です。
紹介サービスを活用することで、企業のニーズに合った優秀な産業保健師を
一定金額で紹介してもらうことができます。

 

例えば紹介サービス「産業医クラウド」などであれば、
厳しい面接を通過した産業保健師を紹介してもらえます。

 

またメンタルヘルス対策に強い人材を確保しているなど、
最近のニーズに応えた人材を用意しております。

 

産業医や産業保健師をお探しの方は、当サイトで比較することがおすすめです。

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まとめ

産業保健師の仕事内容や役割、必要性などを紹介してきました。産業保健師は従業員の健康診断・ストレスチェックのフォローや日常の健康増進の教育・セミナー、産業医と従業員をつなぐ役割を果たしてくれるなど、様々な業務を行ってくれます。産業保健師の導入は必須ではありませんが、従業員の健康を守る従業員に身近な存在として採用すれば離職率の軽減にも繋がります。初めて産業保健師を導入する場合には採用手順や求めているスキルなど不明確なことも多いと思いますので、産業保健師の紹介サービスを活用して効果的に人材の確保を行うと良いでしょう。

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