産業保健師と産業看護師の違いは? 業務内容と資格について解説

kangoshi

 

昨今の日本企業では、
従業員のメンタル不調による業務離脱や休職が深刻な問題となっています。

 

また働き方改革によるリモートワークの浸透で、
孤独感などのストレスを抱えてしまう問題も新たに生まれてきました。

 

このような状況下では各従業員のメンタルヘルス対策を
自己管理だけに任せるのは困難となってきています。

 

そのため企業が経営課題として、
従業員のメンタルヘルスケアに取り組むことが大切です。

 

従業員のメンタルヘルスケアを行う上で重要な役割を担うのが、
産業保健師産業看護師です。

 

しかしこの2者のどちらを導入するべきか、
悩む担当者の方も多いでしょう。

 

この記事では、産業保健師と産業看護師の違い
どちらを導入すれば良いのかなどを説明します。

 

目次

産業保健師と産業看護師の違い

 

産業保健師の主な役割は、従業員の健康管理です。
一方、産業看護師の主な役割は、
従業員のケガや病気のケアとなり、それぞれの役割は異なります。
下表は産業保健師と産業看護師の違いをまとめたものです。

 

項目

産業保健師

産業看護師

仕事内容

従業員の健康管理

従業員のケガや病気のケア

勤務体制

日勤(所属企業の就業時間)

日勤(所属企業の就業時間)

必要な資格

保健師国家資格

看護師国家資格

予防医療カリキュラム取得

看護師国家資格

報酬相場

おおよそ270万円~600万円

おおよそ400万円~550万円

【出典】厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003445758

 

仕事内容

 

産業保健師は、従業員の健康管理を行う業務です。
厚生労働大臣の認可を受けて、企業や企業の健康保険組合に勤務している保健師のことを指します。

 

具体的には、以下に記載する内容を行います。

  • 健康診断のデータ整理と結果フォロー
  • ストレスチェックの実施と結果フォロー
  • 過重労働の対策
  • 従業員への保健指導やセミナー開催
  • 職場の視察
  • 休職している従業員の復帰支援

 

産業保健師は、産業医をフォローしながら従業員の
健康管理や予防対策を実施します。

 

職場を視察し、心身の健康を害する要因があれば改善していくことも仕事内容の一つです。
そのため、健康を害する前に予防することも重要な役割となります。

 

一方、産業看護師は病院に勤める看護師のようにケガや病気のケア、
治療の補助などが業務内容です。
例えば、工場勤務者が多い企業では、
従業員がケガをすることが多いため、産業看護師の役割が重要となります。

 

産業保健師の仕事内容を詳しく知りたい方は、
こちらの記事を参考にして下さい。

産業保健師の役割とは? 仕事内容と特徴を徹底解説!

 

勤務体制

 

勤務体制は産業保健師も産業看護師も企業に所属しているため、
企業の就業時間に従った勤務体制です。

 

一方病院勤務や福祉施設勤務の保健師や看護師は、
2交代制や3交代制のシフト、夜勤の対応があります。

 

緊急対応の必要もあり、勤務時間が不規則になることが多いです。
企業に勤める産業保健師や産業看護師は、
勤務時間が一定していると言えるでしょう。

 

 

必要な資格

 

産業保健師は、保健師と看護師の2つの国家資格が必要です。
また予防医療に関してのカリキュラムを学び、
試験に合格する必要もあります。

 

産業保健師は従業員が健康を害した場合の対処だけでなく、
予防に取り組むことが重要な役割です。

 

そのため、ストレスチェックの実施や保健指導などを行います。

 

産業看護師は、看護師の国家資格が必要です。
従業員のケガや病気などのケア、健康の維持などに取り組みます。

 

報酬

 

業保健師の報酬は行政で働く保健師と違い、
所属する企業によって異なります。

 

一般的には産業保健師の年間報酬は、270万円~600万円です。
マネージャーなどの役職が付けば、500万円以上になることもあります。
また地域によっても年収が異なり、400万円以下の都道府県が多い状況です。
都市部になるほど年収が高くなり、500万円を超えている都道府県が多くあります。

 

産業看護師の一般的な平均年収は、400万円~550万円です。
産業保健師よりも年収の幅が小さく、地域によっての差が少ない状況となります。

 

産業保健師と産業看護師の導入状況

 

実際に産業保健師や産業看護師を導入しているのは、
比較的規模が大きい企業です。

 

規模が小さい企業は、導入状況が少ないと言えます。
ここでは、企業規模による導入状況について説明します。

 

導入状況

 

国内の企業で産業保健師または産業看護師どちらかの導入を調査したところ、
企業規模が小さいほど導入実績が低い状況でした。

 

企業規模が300人未満の場合、4割程度の企業しか導入していません。
一方、企業規模が1000人以上の場合は、8割以上の企業が導入しており、
企業規模が大きいほど導入実績が高い状況となっています。

 

また企業規模が1000人以上の場合
産業保健師または産業看護師を3名以上導入している企業が半数程度ありました。
従業員の人数が多いほど、産業保健師または産業看護師が必要ということが言えます。

 

【出典】独立行政法人 労働者健康安全機構 (令和2年度 事業場における保健師・看護師の活動実態に関する調査報告書 – 図3.1.1-4) https://www.johas.go.jp/Portals/0/data0/sanpo/pdf/hokenshitou_katsudojittai_chosahokokusho.pdf

 

導入のメリット

 

産業保健師を導入した場合、
企業にとっては次のようなメリットが考えられます。

 

  •  従業員の健康が維持される
  •  従業員の健康管理を企業経営と結びつけた「健康経営」の推進が可能となる。
  • 従業員の健康診断やストレスチェックの手続き、結果集計、
    フォローなどを人事担当者が行わなくてすむため、人事担当者の負担が軽減される。
  •  産業医のサポートが可能となるため、産業医の負担が軽減される

 

企業に求められるのはどちらか

 

産業保健師と産業看護師では、役割や仕事内容が異なります。

 

例えば、工場を抱えていて機械操作によるケガが多い企業では、
産業看護師の方が適任と言えます。

 

一方企業の経営方針として、
従業員の健康管理やメンタルヘルス管理に力を入れていくのであれば、
産業保健師が適任です。

 

近年では「健康経営」を推進する企業が増えてきています。

 

健康経営とは、従業員の健康管理と企業経営を結びつけ、
企業規模で健康管理を推進し企業の価値を向上させるものです。

 

健康経営を進める上では産業保健師が重要な役割を担います。
従業員の健康管理は、健康診断やストレスチェックの結果に対しての処置だけではありません。社内に潜んでいるリスクを洗い出したり、快適な職場環境を構築したりと、健康を害する要因の排除に務める役割もあります。

 

例えば繁忙期に入ると、
従業員の残業が増加し睡眠不足が蔓延してしまうため、
インターバル制度の導入を提案することです。

 

インターバル制度とは、
就業時間から翌日の就業開始までを一定時間以上設け、
睡眠時間を確保する制度です。

 

このように企業の方針によってどちらが必要か変わってきます。

 

従業員の健康を管理し、
健康経営を推進していく企業であれば、
産業保健師が適任と言えるでしょう。

 

まとめ

 

この記事では、産業保健師と産業看護師の仕事内容や役割、
どちらを導入すれば良いのかなどを説明しました。

 

企業で働く人にとっては、
心身ともにいつも健康な状態というのが理想です。

 

しかし実際は、ケガをしたり病気にかかったり、
心にストレスを抱えたりして不健康な状態に陥ってしまうことも少なくありません。

 

企業で働く人が不健康な状態に陥らないように
事前に予防対策をしたり、快適な職場環境を構築したり、
健康管理やメンタルヘルス管理を行うのが産業保健師となります。

 

企業が「健康経営」を進めていく上では重要な存在です。
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